HOUSE

台所のコテジ

detail

立体的な回遊性をもつ住宅。

その場所は名古屋市内でも緑が多く残る住宅地でありながら、
旗竿敷地で四方のほとんどを隣家に囲まれているため、
採光や外構を計画する上で難しい環境であった。

まず配置の仕方やボリューム、屋根のつくり方などの建物の構え方を検討した。
大きな寄棟屋根で四方に勾配がつくことで、
周囲の建物や庭への日照を得ると同時に、各方角にトップライトを設けることで、
建物内部への採光を確保している。
さらに西側に庭を配し、光を隣家の白い外壁に反射させ採り入れることでも
明るさを得ている。

また家族がいつも繋がっていられるように開放的な設えを意図して、
上下階の中心に台所や水回りを配し、吹き抜けには梯子を設置することで
行き止まりのない立体的な回遊性をもつ空間となっている。
加えて上階の水回りの白いボックス周りにスリットを設けることで、
上下階の気配を伝えながら、トップライトからの光を下階へ届けている。

極めてシンプルで間仕切りのないフレキシブルな計画は、
将来の生活の変化を許容する建築となっている。

spec

  • 所在地
    名古屋市守山区
  • 構造・規模
    木造2階建
  • 主要用途
    専用住宅
  • 計画期間
    4ヶ月
  • 敷地面積
    148.93㎡
  • 施工期間
    5ヶ月
  • 建築面積
    54.12㎡
  • 完成時期
    2014年8月
  • 延床面積
    84.47㎡
  • 担当
    間宮晨一千、掛布麟太郎
  • 一覧へもどる