HOUSE, SELECTED

大きな屋根の小さな家

detail

敷地は名古屋市近郊の新興住宅地の一画。
その場所は以前、田畑が広がっていたと思われる環境で、
目新しく造られた袋小路の道路をもつ住宅街である。

新興住宅地特有の均質な区画割りの中で建てられる住宅風景は、
袋小路の道路からは壁に囲われているような圧迫感を感じた。
さらに敷地の南側に広がる畑には大きな樹木が存在し、
その気配が道路から伺えなくなるのは残念に思われた。

まず住宅の構え方として袋小路の道路への圧迫感を軽減し、
樹木の気配を感じられるように少しでも小さなボリュームに出来ないかと検討した。
周囲に対して優しい振る舞いをつくり出すと共に、
内部に大きな広がりをもつ空間を意図し、
軒を低く抑えた大きな切妻屋根をもつボリュームとした。
また家族が一つ屋根の下でお互いの気配を感じ繋がるように回遊性をもつ平面とし、
吹き抜けを介して小屋裏の子供部屋と書斎が一体的な空間となるよう計画をしている。
合わせて天井面は、この家の象徴でもあることからヘムのパネリングで仕上げることで
空間全体に柔らかい印象を与えている。

spec

  • 所在地
    愛知県日進市
  • 構造・規模
    木造2階建
  • 主要用途
    専用住宅
  • 計画期間
    6ヶ月
  • 敷地面積
    155.60㎡
  • 施工期間
    6ヶ月
  • 建築面積
    74.39㎡
  • 完成時期
    2015年1月
  • 延床面積
    100.36㎡
  • 担当
    間宮晨一千、小田桐翔
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