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札幌遠友学校記念館コンペ

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「つむぐ中庭」

敷地は多雪地域であり、住居から集合住宅へと風景が今なお、変化し続けている街にできる公園の一角に、「つむぐ中庭」のある記念館を提案した。

つむぐ(紡ぐ)とは、時代をつむぐ、夢をつむぐ、とあるように、新渡戸稲造が時代の逆境の中でも「願わくは、われ太平洋の橋とならん」という理想や、真の平和と自由を唱えた教育者としての思いを紡ぎ、記念館は誰にでも開放され、自由でおおらかに人々を優しく包み込む空間がふさわしいと考えた。

具体的には、「つむぐ中庭」の一辺は公園に向かって開いているため、公園との連続性を生む場としても機能します。記念館の入口へは、一度公園へ入り、そこから中庭を通して入る動線としているため、札幌遠友夜学校記念館(仮称)に関わるすべての活動・環境が中庭を中心として繰り広げられることになる。

さらに「つむぐ中庭」には雪が集まり、公園・歩道への落雪を防ぎ、周辺に安全な環境を提供する。
中庭には、光があふれ、その優しい光で、人々の活動を包み込む。中庭を設けることにより、内部と外部の接する面が増えるため、風の通りがよく、自然換気を積極的に利用することができる。

新渡戸稲造が遠友夜学校を設立した理念をつむぎ、この場所を通じて人々の交流が生まれ、地域のつながりが強くなり、より良い社会がつくられることを願っている。

spec

  • 担当
    間宮晨一千・福島巧也・松浦和正
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